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3月 2022

合わせるワインを念頭に構成された一夜限りの特別ディナーでした。 ”この日の為だけに。。。”の連続&いつにも増して新潟食材がふんだんなひと時。友人が写真を送ってくれたので、改めてアップします。 私のワインは泡一種類のみだったので、普段と違った4種のアミューズ構成でスタート。ポークロースハムはRyuzu自家製だったとか。椎茸を焼く香りはフロアにも届いて嬉しくなりました。クエには優しい滑らかなBijouピノをあわせ、鹿には黒トリュフと筍で春。最後の甘口オードヴィは、”シャルドネの果汁に樽熟成を行ったブランデーを入れたピノデシャランのようなもの”だそうで、最後の最後まで美味しさに酔いました。 飯塚シェフ、Ryuzuの皆様、掛川さん、ご参加いただいた皆様、 本当に、ありがとうございました! CUVEE NUKKU お披露目会@Ryuzu ~Le 1 Mars 2022~ アミューズブッシュ CUVEE NUKKU 十日町妻有ポークロースハムとフォアグラ 柑橘の香るタルティーヌ 2018 いっかく 佐渡産ニシバイ貝のコンフィ 貫井園の原木椎茸 パセリ風味 2020 アルバニーニョ 長崎産クエのヴァプール 瀬戸内産コラトゥーラをソースに 蓮根のガレットと共に 2018 Bijou ピノノワール 蝦夷鹿のロティ 黒トリュフを絡めた早採り筍と雪室野菜を添えて 2017 サブル 赤 魚沼産コシヒカリのリ・オ・レとショコラ 村上富士見園のほうじ茶のグラス オー・ド・ヴィ スウィート

2020 sparkling wine cuvee NUKKU リリースしました ワインエチケットの数字は、 ヴィンテージの2020 と 瓶詰め本数80 です。 2020年が80本 2021年が123.5本 毎年少しづつ増えていく本数を並べていきたいと思っています。 ちなみに、80本というのは、 瓶内ニ次発酵スタート時点の本数です。 熟成用にワイナリーのカーブに眠らせてきたのと、 門出のリキュールに使ったので、 今回(2022年1月)デゴルジュマン(&リリース)したのは68本。 また、ボトルには書ききれない2020年がどういう年だったのかをタグに記載しました。 文字量が多く、字がめっちゃ小さくて読み難いんですが、是非タグも読んで頂けたら嬉しいです。 2020 sparkling wine cuvee NUKKU Bottles 80 Vintage 2020 Winemaker Fumito Kakegawa Vigneron Kaori Nukui Region Iruma / Saitama Date of Degorgement 25 JAN. 2022 Cepage Pinot noir 84.7% Chardonnay 15.3% 葡萄農家 貫井香織 Kaori Nukui ワインが好きで、ワインを作りたくて、ワイン用葡萄を植えました。 2016年にわずか70本の苗からスタート。少しずつ畑の面積を広げています。 2020年は3月末に6センチを超える積雪があり、冬と春の移り変わりは不安定なものの、芽吹きから花が咲く頃までは、私の中では順調な生育で、初めてある程度まとまった収穫ができるのではないかと期待は高まっていました。6月末から7月末まで連続20日間雨が降り続けるという記録的長梅雨(梅雨期間約50日)に入り、雨の中で一房ひとふさ傘掛けをしても間に合わず、目の前で病気が広がっていく様子に気持ちは焦りました。8/1にようやく梅雨明け。病果を取り除きながら見守り8/19から収穫。ピノ・ノワールとシャルドネ合わせて103.7Kg。8/22に新潟に持込み、醸造へとバトンタッチ。厳しい天候に気持ちがジェットコースターのように浮き沈みしたヴィンテージです。 9/18瓶詰80本。瓶内二次発酵16ヵ月。2022/1/25デゴルジュマン68本。 ワインの楽しいところは、 収穫した年の天候によって味わいが変わってくること、 そして、時が経つことで味わいが変わっていくこと。 「飲みたい」と思った時が開け時です。一期一会の味わいをどうぞ楽しんでください。 醸造家 掛川 史人 Fumito Kakegawa 委託醸造とは字の通り、栽培家が丹精込めたブドウが自分に「委ね、託される」事です。冬の剪定や春の芽かき、梅雨、暑い夏、どうしようもなく襲ってくる病気や虫と鳥の被害。それを乗り越えたブドウだけが栽培家の思いと共に蔵へ運ばれてくる。責任重大。栽培家の思いに応えられるよう最大限の注意を払って仕込みました。 ブドウが極少量なのでワイン用のプレス機は使えず、シードル用を転用してゆっくりと圧をかけて絞り、果汁清澄を行い培養酵母で発酵開始。複雑味よりまずはクリーンで熟成に耐えられる醸造手法を選びました。瓶内熟成中に雑味が出ないよう発酵期間中に数度の澱引きもしています。発酵が完全に終わる直前に再度糖分を加え、シャンパーニュと同じガス圧になるよう調節し瓶内二次発酵へ移行しました。 ブドウの個性を邪魔しないよう醸造はシンプルにしましたが、ほんの少しでも美味しさの手助けが出来ていたら嬉しいです。どうぞお楽しみください。